楢葉町
楢葉町における障害者福祉施設に関する考察
楢葉町では復興計画において、平成26年春に帰町するか否かの判断をされると定めておられます。
インフラ復旧や生活圏の除染活動等の状況を見極めてからの帰朝時期の判断が下されるため、そもそも現在では町の根本である住民の帰町自体が不透明となっています。
このため福祉施設の復旧を探る上では、以下の様な段階があると想定されます。
①上下水道の復旧や除染活動といった生活インフラの復旧
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②商店等の復帰による生活利便性の確保
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③住民の帰町判断
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④福祉施設利用者の帰町判断
今回の視察においては現地で視覚的に認識が可能な市街地の状況及び、商店等の復帰状況を確認して参りました。
市街地の状況
広野ICを出て国道6号線を楢葉町旧役場に向けて北上すると、常磐自動車道の交通量とは異なり一定の交通量がありました。
除染活動等に携わる業者さんであると推察され、国道沿いにはこうした業者さんを対象とした(?)飲食店がオープンしておりました。
商店等の復帰状況
2013年5月10日 ブイチェーンネモト本店
残念なことに時間の都合上訪れることが適いませんでしたが、警戒区域解除後の楢葉町では初めてのスーパー営業となるそうです。2013年8月26日 セブンイレブンジャパン 楢葉下小塙仮設店舗店
仮店舗という名称にそぐわず、広々とした店内であり商品ラインナップも充実していました。店員さんの表情も明るく、表面上は他地域の店舗と変わらない状況が伺えました。
店舗が面する国道6号線は復旧作業のための業者と思われる一定の交通量があり、午後1時半の昼時もあって、上々な来店状況が観察されました。